栄養満点!キヌアごはん

昨年5月に、マサチューセッツ州のニュートンで ヨガリトリートを開催しました。お昼はYoko Design Kitchen主宰ブライデン陽子先生をお招きして「地中海料理」をテーマに豆と野菜をつかって、体にいいものを美味しく食べるレシピを教えていただきました。メインのサラダに少し入っていたキヌア。気になったので、その後使ってみることにしました。

キヌアとは?

ほかの穀物と比べて、栄養価の高い食物として知られているキヌア。南アメリカ発祥で、「穀物の母」と呼ばれています。花科の植物で、南アメリカのペルーやボリビアで3000~4000年前に食べられ始め、現在(2018年 )でも、この2国で90%以上が生産されています。

プチプチした触感がよく、最近は、ご飯を炊くときに1/4程度をお米の代わりに使っています。食物繊維のほか、たんぱく質とミネラルも豊富。和食の味もじゃましません。野菜が苦手なこどもでも、キヌアからしっかりと栄養をとることができます。

キヌアごはんの作り方

1. キヌアは洗っておきましょう。水につけておく必要はありません。
2. 2合炊く場合は、0.5合をキヌアに(量はお好みに合わせて調節します)。水は2合分準備します。
3. 白米を炊くときと同様に炊飯器にセットします。鍋でもうまく炊けます。

食卓のキヌアがこの植物からきているとは、ちょっとびっくり! Image reference: https://en.wikipedia.org/wiki/Quinoa

Happy healthy eating!

Reference: https://en.wikipedia.org/wiki/Quinoa

コロナウィルスと食の安全

今日は、ラジオThe SPLENDID TABLEでフードサイエンスライターのKenji López氏による有益な情報をもとにしたコロナウィルスと食の安全についてのお話です。

食べ物で感染するのか?

コロナウィルスはくしゃみや咳をして唾などと一緒にウイルスが空気中に浮遊し、それを吸い込むことで感染します。これまで、食べ物を通じての感染はほとんどないと言われています。例えば、感染の疑いのあるシェフが調理中にくしゃみをして、ウイルスが食べ物に付き、それを食べた人は感染するかといったシナリオでは、増えていくバクテリアと異なり、ウイルスは付着するたびに効力が弱まるため、感染する恐れはほぼないとのことです。

買い物のベストプラクティスは?

人の多い大きなスーパーに行くより、地元の小さな食料店に行くほうがよいでしょう。ドアの出入りなど狭い空間で、同じ空気を吸うことで感染する可能性が高くなるためです。人の多い時間帯を避けましょう。また、セルフキャッシャーを使うのも感染を防ぐのに効果的です。それでも安全のため現金でなく、クレジットカードを使い、スーパーを出た後は、手を消毒しましょう。手洗いについてはソープも同様に効果的であるため、消毒液を使いすぎる必要はないとのことです。

輸入食品やデリバリーは安全?

例えば、中国などアジアから輸入された缶詰食品は大丈夫なのかという話には、これで感染することはないとのこと。そもそもウイルスは72時間後には消滅し、上記のシェフを例にして、たとえウイルスが付着していても口に入るまでに長い経路をたどっているため、ウイルスの効力はほぼないといってよいでしょう。食品の宅配サービスについては、レストランは食の安全性について家庭よりも厳しいルールがあるため、レストランのデリバリーを信頼してよいとのことです。

引き続き、人との接触はできるだけ最小限にし、小まめな手洗いや外出中は顔を触らないようにするなどの対策をしましょう。個人的にはラジオを聞いて、食べ物や買い物について過度に神経質にならなくてもよいということがわかりました。
Stay safe and well!

Reference:
Food Safety and the Coronavirus with Food Science Writer Kenji López, broadcasted by The SPLENDED TABLE

生活に取り入れるニヤマ

コロナウィルスの影響でさまざまな規制が続き、先が見えず疲れも出てきますね。このような状況で不安になったり、イライラすることは自然なことです。今日は、ヨガの考え方「ニヤマ」を紹介します。ヨガ哲学というと難しいイメージですが、日常生活に簡単に取り入れられ、前向きで安定した気持ちを保つことができます。

ニヤマとは?

ヨガというと、アーサナ(ボーズ)だけだと思われがちですが、「ニヤマ」は、「シャウチャ」、「サントーシャ」、「タパス」、「スヴァディアーヤ」、「イーシュヴァラ・プラニダーナ」の5つの原理からなる、健康な身体と心を維持するヨガのルールです。

ニヤマを生活に取り入れる

シャウチャ:浄化
お風呂に入ると、身体だけでなく気持ちもリラックスして、リフレッシュします。また、ヨガなどアーサナを通して身体(筋肉や骨、臓器)を整えながら浄化させます。また、メディテーションを通して、ストレスや怒り、興奮や不安を感じる心をクレンズします。心に効く呼吸とアーサナを試してみましょう。

サントーシャ:知足
良いことがあると、さらに欲が出てしまいますが、現在の状態に満足することです。満足感がない状態では、集中することができません。健康な身体、友人や家族の支え、ご自身の現在の状態に感謝し、今を大切にしましょう。

タパス:努力
目標に向かって努力します。目標としていること、また挑戦してみたいことは何ですか。小さなことから始めてみましょう。日記をつけて進歩を記録することも効果的です。

スヴァディアーヤ:学び続ける
クラスや講義を受けるだけでなく、他人と学びを共有し、試行錯誤を楽しみながら積極的に学び続けることです。今、どのようなことを学んでいますか。語学やスポーツ、料理、文化などご自身の興味を大切に楽しく学び続けましょう。

イーシュヴァラ・プラニダーナ:献身
困難な状況におかれても力やプライドに頼らず、信念を保つことです。心がぶれたとき、ご自身の信念を思い出しましょう。言動が信念にもとづいたものであるか、行動を起こす前に深呼吸して、自身に確認しましょう。

ニヤマを日常生活に取り入れることで、ご自身の身体と心に少しでも前向きな変化がありますように…