足の裏と臀筋。きれいな姿勢と歩き方を目指して

今回は、お問い合わせいただいた正しい姿勢と歩き方でポイントとなる体の部位について書いてみます。 特に長時間歩くと足が疲れる場合には、姿勢を見直すのがおすすめです。

まずは土台となる足の裏。疲れる原因のひとつは、下がった「土踏まず」でしょう。土踏まずが適度に上がっていると姿勢も保ちやすくなります。

ヨガで、立って行うポーズ1つ1つが、この土踏まずを鍛えるチャンスです。マットを足裏の3点(親指と小指のつけね、かかと)でぎゅっととらえるイメージで立ち、力強い土台を意識しましょう。基本のポーズはタダアーサナ(山のポーズ)です。

山のポーズは、ただ立っているだけではありません。このポーズ、実はいろんなところに意識が必要な、難しいポーズとも言えます。下半身に関しては、足の裏、内もも、お尻への意識がポイントです。
内ももに力が入るとき、足裏の土台ができていて、かつお尻に適度な力が入り、お尻は軽く閉まった状態です。
お尻(臀筋)は、体の筋肉の中でも大きな筋肉で、骨盤を支えています。臀筋に適度な力を入れることで、お尻を閉めます。臀筋を鍛えるポーズはバッタのポーズやブリッジポーズ、戦士のポーズⅡなどがあります。
★今月のレッスンでクローズアップします

殿筋を鍛えることで、骨盤が安定し、正しい姿勢で歩くことができます。レッスンでご自身の殿筋がどのように機能しているか、左右差はあるかなどを観察してみましょう。少し意識するだけでも、姿勢や歩き方が変わってきます。きれいな姿勢と歩行を目指しましょう。