初夏の楽しみは果実酒づくりー
日本にいたころは、6月に入ると母親と祖母の家に梅の実を収穫に行ったものでした。高く育った梅の木に、はしごを近づけてそろりそろりと腕を伸ばし、よーいしょっと。
ざるいっぱいにとれた青い梅の実を洗って、日干しにし、梅の実と氷砂糖と焼酎と、1:1:1で入れ、あっという間にできあがり。飲み頃になるまでに3か月を要しますが、涼しくなった10月、ほくほくのご飯に旬のサンマなどといっしょにいただく手作り梅酒はなんとも言えません!
アメリカでも「さぁ、梅酒づくりを!」と。
でも、梅は?氷砂糖は?…
スタートは易しくと、果実酒ではなく、桃で果実酢を作ることにしました。
果実酢も果実酒と同じ手順で、熱湯で消毒、グラニュー糖とアップルビネガー(飲むのでオーガニックのものを使用)と皮をむいて切った桃を1:1:1で入れます。(皮をむいて切ったレモンも加えましょう)氷砂糖の代わりに使ったグラニュー糖は、冷蔵庫で保存すると溶けるのに時間がかかるので代用可能です。1週間ほどすれば、飲めるようになります。(下に沈んだ砂糖を含め、1日1回、混ぜるのがポイントです)
1週間後。冷たい水で、4倍ほどに薄めて飲みます。あっさり、でも甘さもあって、とっても美味しいです!プレーンのヨーグルトやドレッシングにも使い方は様々。
お酢は夏バテの予防もなり、お料理にもいい仕事をしてくれます。好評だったので、そろそろ2本目を作ります。みなさまもぜひお試しください。
(写真は庭の木から収穫した桃)