季節と気分の関係ーヨガの効用

楽しい夏が終わり、ボストンはひと雨ごとに寒さを感じる今日この頃です。先日、Boston Commonを散歩していると、木の葉が赤や黄色に色づいていました。夕方のお散歩はもう肌寒いですね。皆さん、気温の変化が激しいこの季節、風邪にはお気をつけてくださいね。

この季節の変わり目、実は体調だけでなく、心の変化にも気をつけたいものです。ある調査によると、8月~10月には気分が落ちたり、不安や疲れを感じやすくなったと報告されています。対して春から夏にかけてはこのような症状が著しく低下したということです。(出典:Lawrence A. Palinkas. January, 2000. Stages of Change in Mood and Behavior During a Winter in Antarctica )

季節の変化はどうすることもできませんが、ヨガをする私たちには少し救われる調査もあるのです。Mary Ann Liebert, Incの共同調査では、ヨガはウォーキングをはじめとする運動よりも、気分や不安感のコントロールに大変効果的だと発表されています。これは、神経の働きをコントロールするGABAという脳内の化学物質の量に関わりがあり、ヨガはこのGABAを増やすということです。(出典:Mary Ann Liebert, Inc. November 11, 2010. Yoga’s ability to improve mood and lessen anxiety is linked to increased levels of a critical brain chemical.)

自分自身の経験からも、ヨガは感情をコントロールし、マインドフルネスを高めるのに役立つということを実感しています。不眠や過剰な食欲にも効くようです。「心身のメンテナンス」をヨガで始めてみませんか。