お腹が満たされる条件

白ご飯が一番! image from cbsnews.com

焼き海苔を巻いた白ご飯と、昨夜の残りのサーモンとアスパラガス。それでもまだ足りなかったので、ハモスをつけたセロリ。(ハモスのレシピ)ちょっと食べ過ぎですかね…皆さんは、今日のお昼、何を食べましたか。

11月に入り、いよいよ冬がやってきましたね。寒いと、室内で過ごす時間が増え、同時に食べる頻度や量も増える気がします。そして、甘いものが食べたくなる。そんな感じで、ちょっと体重の増加が気になってくるという経験があるかもしれません。今日は、これからの季節、少し食べ方を見直せるような情報をシェアしたいと思います。

最近読んだ記事に、お腹が満たされる1つの条件は、馴染みのある食べ物を食べることということが研究結果で証明されています。その一例では、アジア人の男性が、海外のBBQパーティに招待され、お肉やジャガイモ、パンまで食べたのになんかお腹いっぱいにならなかったらしく…この方は、ご飯でお腹を満たす食事に慣れているということでした。私の知人も、「夜はご飯を食べないと夜中お腹がすく」と話していたのを思い出しました。では、いつも食べている食べ物を食べないとお腹が満たされないのかと思いますよね。少し視点を変えてみると、これはちょっとした食の改善にもなり得ます。ある食べものでお腹を満たしたいとき、いつも食べているものがおにぎりや菓子パンであれば、たとえばバナナや野菜、卵に変えて、これを日常の食べ物にすれば低カロリーの食べ物でお腹が満たされるのかもしれません。ちなみに、アメリカでは野菜や果物をよくスナックにしますが、私のおススメはセロリやニンジン、カブをハモスと一緒に食べるスナックです。ハモスはシンプルな材料ですが、おいしくてお豆からたんぱく質も摂取できます。そして、作り方も簡単です!もちろん、時にはマフィンなどが食べたくなりますが、それはtreatとしています!

参考資料:Familiar Food is Filling from “Why You Eat What You Eat” by Rachel Herz

脳を休める

ヨガで身体をリフレッシュしたいという思いでレッスンに通ってくださっている方から、レッスン後にはリフレッシュできたという声を聞けて、とても嬉しく思います。続けていくうちに、それが快感となりますね。ある時、身体はリフレッシュできていても、なんか疲れているとか、モヤモヤしたり、イライラすると感じることはありませんか。それは、脳を休めるサインなのかもしれません。

私たちは、意図的であっても、そうでなくても常に考えています。身体に休憩、睡眠が必要なように、脳も休憩が必要です。寝落ちする瞬間のあの気持ちよさは、脳が無意識(unconscious)の状態で、休まっているからですが、意識(counscious)した状態で、脳を休めることは、ヨガでできるのです。

ヨガの教えによると、意識とは、思考(mind)だけと思われがちですが、知性(intelligence)やエゴが合わせたもので成り立っているのだとか。ヨガを続けることはこの「意識」を自分自身の身体と切り離す作用があると言われています。ヨガを深いレベルでできるようになると、ポーズだけでなく、内面にもフォーカスできます。すると脳が休まり、心も安定します。少し、心が疲れたり、不安定になっていることを気づいたときは、ぜひヨガの練習でもご自身の意識にフォーカスしてみてください。

脳のリラックスに効果的なフローとして、ダウンワードドッグ(下向きの犬のポーズ)からフラットバックのフローをゆっくり繰り返す(呼気、吸気それぞれ5回)とよいでしょう。さらに脳をリラックスさせるポーズは、ヘッドスタンディングです。木曜日の夜のクラスでは、このようにヘッドスタンディングなど少し難しいとされるポーズも含みながら、脳のリラックスにフォーカスを当てたレッスンを行っています。その日の睡眠、翌日の体調やパフォーマンスに違いを感じれるかと思います。ぜひ、レッスンにお越しください。

出典: Light on the Yoga Sutras of Patanjali – B.K.S Iyengar

りんご狩り

ファームで食べるHoney Crisp!味も匂いも、触感も100点

10月になり、すっかり秋ですね。New Englandの秋と言えばりんご狩りでしょう!

先週、自宅の近く、East Bridgewaterのアップルファームに行ってきました。家族連れでとても賑わっていました。マサチューセッツ州は多くのアップルファームがありますが、私が行ったC.N. Smith Farmは、りんごの木が種類できちんと配列され、収穫もしやすかったです。バック1つが$28で、詰め放題。どの種も大きくて立派な、きれいなりんごでした。スーパーで見るりんごとは、大きく違います。

ファームでは、3つのりんごを食べ比べました。まず食べたのは、Macoun。甘く、食べやすかったです。次に食べたCortlandは、甘さと、少し酸味も感じられて歯ごたえがあります。赤と紫が混ざったきれいな色ですが、中は白!時間がたっても変色せず、りんごの新鮮が感じられました。大きなりんごを2つ食べたので、この時点でお腹いっぱいになりました。最後はHoney crisp。見た目は、そう赤くもない普通のりんごでしたが、まず匂いが甘いです!ひとかじりすると、甘さと触感が素晴らしく、食べずにはいられませんでした。Honey Crispは甘いので虫を引き寄せやすく、傷がつきやすいため移動が難しく、値段も高くなるそうです。Honey Crispはそのまま食べるりんご、柔らかさが特徴のMacounはアップルソースやジャム、しっかりとした硬さのCourtlandは形が崩れにくいため、アップルパイなどに最適だとか。今週は、Courtlandでアップルパイを作ってみようと思います。

ことわざ、”An apple a day keeps the doctor away”とあるように、りんごを3つも食べたので、この秋は健康で過ごせそうです。まだ間に合います、りんご狩りで秋をさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。

Iyengar yogaの魅力

ニューイングランドが最も美しい季節、秋がやってきました。美味しい食べ物と過ごしやすい気候で気分も上がりますね。また、「読書の秋」「スポーツの秋」など言われるように、何か新しいことに挑戦するのにとってもいい時期です。

今日は、Iyengar yoga(アイアンガーヨガ)の魅力について紹介したいと思います。ヨガには色々な種類があります。pranayama(呼吸)を基本のアーサナ(ポーズ)に同化させ、優しくゆっくりと動くHatha yoga(ハタヨガ)、エネルギーを身体全体に流し、心身の不調を整えます。Vinyasa yoga(ヴィンヤサヨガ)はリズミカルなフローで身体を強化し、同時に柔軟性を鍛えることができる有酸素運動です。

Iyengar yogaはHatha yogaから発展したヨガで、さらに身体のアライメントに重点をおきます。アイアンガーヨガは、ヴィンヤサヨガなどと比べて、1つ1つのアーサナをとる時間が長く、ブロックやロープ、ブランケットなどを使用して、細かいアラインメント調整を通してアーサナを完成させます。そのため、呼吸にもより集中でき、どのように身体が動いているのか、自分の身体の弱点はどこかなど身体に気づきを与えてくれます。身体への正しいアライメントが学べるので、その効果が日常生活にも表れ、身体の不調だけでなく、歪みなども矯正され、きれいな姿勢を保つことができます。アイアンガーヨガをされている方は、高齢の方でもやはり姿勢がかなり綺麗という印象を受けます。いくつになっても身体の不調を最小限に、強い足腰で、きれいな姿勢を保ちたいという方には、Iyengar yogaをおすすめします!

この秋、一緒にIyengar yogaで、身体への変化を楽しみませんか。

プロップスは煉瓦を使って、お気に入りのArdha Chandrasana(ハーフムーンのポーズ)足の強さに自信がなくてもとれるアーサナ。お腹の不調にも効果的です!ー Red Rockにて

ハイク in メイン

Maine州のPortland Head Lighthouseにて

New Englandに住む楽しみの1つは気軽に大自然を楽しめること。今回はメイン州で気軽にできるハイキングをご紹介します。寒くなる前に、少し遠出してちょっとしたアウトドアを楽しみたい!という方には、おススメです。

メイン州は、ニューイングランド地方の一番上、ボストンから車で2.5時間ほど北上するとポートランドへ行けます。(注:州都はオーガストス)シーフード、特にロブスターレストランの他、おしゃれなカフェが並ぶウォーカーフレンドリーな街です。ボストンを思い出させるような街並み。それもそのはず、メイン州は1820年までマサチューセッツ州の一部でした。

ハイキング @ Devil’s Back Trail West/East

ポートランドから車で1時間ほどの川沿いにデビルズ・トレールがあります。東と西、それぞれゆっくり歩いて1時間弱の易しいコースです。とはいっても傾斜があるので、ハイキングブーツでのハイクをお勧めします。ハイキングトレールから川沿い、そして遠く海が見えるトレール。とてもきれいです。

ウォーキング @ Portland Head Lighthouse

ポートランドのダウンタウンから車で20分ほどのライトハウス。迫力のある岩と、岩を激しく打つ波。New England地方で最も美しいライトハウスだと言われています。岩に降りて、少し歩くこともできます。海の生態系も観察できる楽しい場所です。(注:すべらない靴で行きましょう)

おやつはThe Cookie Jar

体を動かしてお腹がすいたら、おやつも楽しみたいですね。ライトハウスから車で5分ほどのところのThe Cookies Jarは、ドーナツ&クッキーが楽しめるローカルペーストリー。ごてごてな甘さじゃないのが、いいなと思いました。種類も色々でお手頃です!

その他の写真は、インスタを覗いていただけると嬉しいです!@kananoyoga

易しいハイキングトレール、Devil’s Back Trail-Eastにて

デンバーで朝食を

9月になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。今日は、コロラド州のデンバーからお届けします。9月になっても、昼間は30度を超える真夏の日々が続いています。コロラドの州都であるデンバーは、mile high cityというニックネームの通り、海抜1マイル(1600m)の高さにあります。ダウンタウンから遠く山が見え、特に日の入りがとてもきれいです。

皆さんの、旅行中の楽しみは何ですか。私は、ローカルな朝食をいつも楽しみにしています。デンバーでも面白い朝食に出会いました。それは、ビスケット。ビスケットというと、クッキーのようなお菓子を想像しますね。ビスケットはCivil War以前より、南部で日曜の朝食、またはディナーで食べられていたようです。さっと作れて、ポケットに入れたりしてどこでも持ち運べる崩れない食べ物、そんな食べ物だったようです。私がデンバーで食べたビスケットは、スコーンのような、見た目は少しゴツゴツ、サクッとした触感でした。バターやラズベリーソースでシンプルに食べたりしますが、思い切って朝から「ビスケット&グレービー」を注文。Forget about clean eating!

グレービーは、Thanksgivingでターキーにかける、クリーミーなソースを想像していましたが、少しスパイシーで、インドカレーを思い出させるような触感。豚のソーセージが混じっていてボリュームのある朝食でした。ボリューム満点の朝食で、がっつりとハイキングができそうです!

Biscuit & Gravy グレービーの下には、右上に見えるビスケットが隠れています!
Corinne, Denverダウンタウンにて

ポーズを深める重要な体の部位

手首を痛めないヨガの練習法とは?

ヴィンヤサのフローでのダウンワード・ドッグ(下向きの犬のポーズ)や車輪のポーズ。身体の全体を伸ばすチャンスで、いまいちポーズが身体に効いていなかったり、車輪のポーズでは少しすら身体を支えれない。という経験はありませんか。

今週のレッスンを含め、以前から手首ついて多く質問をいただいていました。手首は、最も痛めやすい部分です。逆に、手をしっかり使えると、ポーズをより深めることができます。今日は、ヨガの準備体操として、簡単な手首のストレッチをご紹介します。

step 1 山のポーズで立つ。
step 2 手の平を広げた状態で胸の前で合わせる。徐々に肘を上げていき、手のひらにしっかりと力が入っていくのを確かめる。手のひら、指の関節、指先まで密着させる。
step 3 手の平を広げた状態で両腕を伸ばし、目の高さまで上げる。手の平は床に向けた状態。ゆっくりと手首から曲げる(「おいでおいで」を手首でする感じ)
step 4 手のひらを返して、(天井を向ける)、ゆっくりと手首から曲げる(step 3の逆)
step 5 テニスボールを片手で握るように、ゆっくりと手のひらを閉じていく。ゆっくりと大きく広げる。
両手首をゆっくり回して、休憩。これを4~5回おこないましょう。
※1つ1つの動作をゆっくり行ってください(呼吸を忘れずに)手首を痛めている方は、決して無理なさらないでくださいね。

実は、私もヨガを始めた頃、手首を痛めた経験があります。プランクからチャトランガ、アッパードッグ、ダウンワードドッグのフローの練習中でした。また、手首に体重がかかりすぎるのは、コアの筋力が不足しているからです。コアが弱いと、体を支える肩などもぐらつき、それが手に負担となるのです。手首のストレッチと同様、コアの強化も意識的におこないましょうね。

いつものレッスンで、ヴィンヤサの前にこの部分をゆっくり練習するのは、正しいポーズ(手を置く場所、力を意識する場所など)を学び、気持ちよくヴィンヤサに入っていただきたいからです。次回のレッスンでこの部分を、いつもより少し意識していただき、手に負担がかかりすぎていないかを観察してみましょう!

カルシウム、いろいろ

野菜からもカルシウムをとれる!

栄養士ではありませんが、食や栄養について興味があるので、今日はカルシウムについて学んだことをシェアしたいと思います。

カルシウムというと、何を思い浮かべますか。乳製品、小魚…でしょうか?

実は、苦いものがカルシウム。チョークや粘土を口にしたことはありませんが、これはカルシウムのかたまりで、妊娠中の女性は食べたりする地域もあるようです。普段の食べ物でカルシウムの高いものは、順にコラードグリーン(collard greens)、ケール、ブロッコリーで、確かに苦みがありますね。でも工夫して食べれば、美味しいですね。

妊婦さん、また成長盛りのお子さんで、カルシウム不足である場合は、塩分の高いものを好んで食べる傾向があるとか。塩分は、血中へタンパク質として吸収されるカルシウムの吸収を助け、一時的にカルシウム不足を防いでくれる役割があるそうです。多少の塩分は必要ですが、摂取量が多い場合は、注意をしたいですね。

アメリカに住んで、いいなと思うことは、乳製品の種類が豊富で、安いことです。チーズやヨーグルト(特にグリークヨーグルトは、食感もよく、満腹感も味わえます。ヨガ前後のスナックにもいいですよ!)
先日友人から、ファーム直送ゴート(山羊)チーズをいただいたのですが、新鮮なチーズは、一段と美味しいものです。私はゴートチーズが得意ではないのですが、これがとってもおいしくて…もちろん、ファームのアイスクリームは言うまでもありません!

コネチカット州のファームにて。ホカホカのワッフルコーンに取れたてのミルクで作られたアイスクリーム!

アウトサイド朝ヨガ

Christopher Columbus Waterfront Parkにて、朝ヨガを行っています!

7月より毎週水曜日、ボストン市内の公園で朝ヨガを行っています。これまで二週ともお天気に恵まれ、絶好調です。皆さまご参加くださり、ありがとうございます!学校が夏休みなので、お子様連れのお母さまにもご参加いただきました。

1回目は、コープリー図書館近くの住宅街にある公園でのヨガ。ヨガ後のウォークは、ニューベリーストリートを抜けて、ボストンコモンへ。気温の高い日でしたので、少し疲れましたね…
ボストン老舗のサンドイッチ屋で、サンドイッチを買って、近くの広場でお昼にしました。20インチの大きなサンドイッチをみんなで分け分けしたので、なんと1人4ドル!お野菜たっぷりで、こんなに安いの~!と皆さん喜んでいただいた様子で、嬉しかったです。

先週のヨガは、Christopher Columbus Park。たくさんのご参加をありがとうございました!
後ろには小さくてかわいい、ローズガーデン。ボストンハーバーを眺めながらのヨガは、とても気持ちよくできました。ヨガ後のウォークでは、フリーダム・トレールにも含まれる、ノースエンドを歩きました。ボストンの「リトル・イタリー」はおしゃれなカフェやレストランがたくさんあり、歩くだけで旅行している気分になります。Paul Revereの家から、オールド・ノース教会とアメリカの歴史を学べる楽しいエリアです。

「ヨガと夏を楽しんでいただきたい」という思いで企画しているアウトサイド朝ヨガですが、実はもう1つ、個人的なモチベーションがあります。朝の太陽を十分に浴びながら、ヨガをすると夜の睡眠が断然とよいのです(詳しくは「睡眠について学ぶ」 )。参加してくださっている皆さんは、どのようにお感じですか。お話をシェアしてくださると嬉しいです。

今週のヨガ(7/17)はボストンコモン、残りはすべてChristopher Columbus Parkです。ぜひご参加をお待ちしています!8月のサインアップも受け付け中です!

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涼しいエネルギー「月礼拝」

6月最後の1週間が終わろうとして、夏もいよいよ本番。ボストンは日本の夏よりだいぶ過ごしやすいとはいえ、湿度の高い日が続きますね。湿気が高いと、なんとなく身体がだるく、疲れやすく感じませんか。今日は、暑い夏でも気軽にできる、「月礼拝」を紹介します。

ヨガを続けていらっしゃる方は、「太陽礼拝」(sun salutation)はご存知でしょう。チャトランガから、アッパードッグ、ダウンワードドッグ、英雄のポーズとアップダウンの多い太陽礼拝のフローは身体を強くしてくれます。
身体が本調子ではない時、それでもゆっくりとやさしく身体を動かしたいときは、「月礼拝」(moon salutation)がおすすめです。月礼拝も太陽礼拝と同様、フォワード・フォルドやコブラのポーズ、トリコナアーサナなどがありますが、太陽礼拝と比べ、アップダウンよりも左右への動き、また身体を伸ばすアーサナが多いのが特徴です。フローの間にチャイルドボーズでゆっくり休んだりもします。

昨日のレッスンでは、月礼拝のフローでヨガを行いました。参加してくださったみなさんは「リラックスできた」、「身体がより伸びた感じ」とおっしゃっていました。名前が指すように夕方以降のヨガは、月礼拝のフローがおすすめです。身体と心に高いリラックス効果があり、涼しいエネルギーをあたえてくれます。この夏、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。一段と夏を楽しめるでしょう。Yoga Sensei Bostonの月ヨガレッスンにもぜひお越しくださいね。