ヨガをする理由

少し前まで、ヨガは流行りのスポーツというイメージがありました。しかし、今は子どもから大人まで年齢や性別、体の特徴に関係なく、気軽にヨガができるようになったと感じます。レッスンにいらっしゃる方にお話を聞いていると、ヨガに取り組む理由は様々。「猫背を治したい」、「柔軟性をつけたい」という思いは、意外にも共通であることがわかりました。また、「子どもがやっているから、始めてみた」というお母さん方もいらっしゃいます。

お話を聞いて印象に残ったのは、取り組んでいるスポーツのパフォーマンスを向上させるためにヨガを取り入れているという方。バレエでの体のしなやかさをつけたり、スイミングでのタイムを伸ばすために、ヨガで体のしなやかさを高めるということも聞きました。私にとって、ヨガは「心身のメンテナンス」というとてもシンプルな目的ですが、集中力や気づきを高め、心をより安定させられるように思います。ヨガが生活に大きな役割を果たしてくれているということは、深く感じています。みなさんにとってヨガはどのようなものでしょうか。

今年も残り数日となりましたね。ここで深呼吸をして、今年1年のご自身の体と心の振り返りをしてみましょう。

Yoga Sensei Bostonは、2019年もみなさまが健康で楽しい毎日を送ることができるように、ヨガを通して体や心への気づきを高られるレッスンをご提供していきたいと思っています。
今年も、たくさんのご参加をありがとうございました。そして、来年もご参加を心よりお待ちいたしております。

睡眠について学ぶ

今朝起きて、一番の気分はどうでしたか。
睡眠時間や睡眠の質は、その日のパフォーマンスや気分に大いに影響するものです。睡眠不足による免疫低下やイライラや気分が落ちるなどはどなたも経験されたことがあるでしょう。慢性的な不眠は、極端な場合、鬱からアルツハイマー病につながるという情報もあります。

睡眠に大きく影響するのは、体内の亜鉛、これはイオンの次に多く体内に存在するミネラルだとか。亜鉛は骨の成長を促進させ、認知や記憶の機能を支える大切な物質。血中の亜鉛が適正値であると、寝つきが早く、睡眠の質もよいという実験結果があるようです。

亜鉛を多く含む食べ物は、胡麻、カボチャの種、牛乳やチーズなど。朝食などで積極的に摂取してみるといいですね。

また、寒い冬は特に体を動かすことに億劫になりますね。軽い運動を習慣化させることは食事と同様、大切なことです。体のリズムを整え、睡眠にもよい効果があります。

お休み前のヨガとして、体への刺激が少ないポーズを以下のフローで試してみてはいかがでしょうか。

1. チャイルドポーズ

2. ハッピーベイビーポーズ
3. (壁を使った)足上げのポーズ
4. (あおむけ)ねじりのポーズ
最後はチャイルドポーズへ。
Happy bed time!
<参考資料>
  • Hara Estroff. ZZZZ-Zinc. PsychologyToday August 2018
  • https://www.ndtv.com/food/diabetes-management-why-is-zinc-important-for-diabetics-8-zinc-rich-foods-1940106
  • http://www.lyndagriparic.com/
  • yogajournal.com

Tower Hill Botanical Gardensのイルミネーション

Night Lights

あと1週間でクリスマス。クリスマスはどのように過ごされる予定ですか。ボストンはクリスマスのイルミネーションがピークを迎えています。イルミネーションをみると心がほっこりしますよね。今回は、おススメのイルミネーションスポットを紹介します。

場所:11 French Dr, Boylston, MA 01505
時間:お昼の部◇11時~3時
夜の部◇火~木は4時から9時、金~日は4時~10時
※夜の部のチケットはリファンド、日時の変更不可 
入場料:$16(ピーク時は$18)5歳以下は無料、6~18歳は$6~8

夜のイルミネーションは野外と屋内、雪や雨天時でも開催されているようです。(Tower Hillが悪天候で閉館されている場合は、メールでの連絡があるようです)※クリスマスと毎週月曜日は開催されていませんので、ご注意くださいね。12/30まで開催されています。詳しくは以下のリンクをご覧ください
Christmas Lighting at Tower Hill Botanical Gardens

Happy Holidays!

生理前の体調管理

多くの女性の悩みである、生理時の体調コントロール。特に生理前はPMS(Premenstrual Syndrome)のために頭痛や疲れ、気分が落ちたり、過食気味になったりと、人によって様々な症状が現れます。

元々の体質もありますが、PMSを発症させる、または悪化させる原因は、喫煙、運動不足、ストレス、睡眠不足、飲酒、塩分や糖分の多い食事にあるようです。

症状がひどい場合は、薬に頼ってもよいかもしれませんが、できれば自然に、少しでも気分を軽くして過ごしたいですよね。生理前のからだと気持ちの変化が気になる方は、以下のことを意識してみてはいかがでしょうか。

– 全粒穀物(玄米やそばなど)、野菜やフルーツの多い食事
– 塩分、アルコール、カフェインを避ける
– 普段よりも睡眠をとり、ストレスの多いタスクをできるだけ避ける
– 1日30分の運動
– 気分や体調について日記をつけてみる


食事について、全粒穀物は玄米やそばなどがありますが、最近は健康志向の商品も多く全粒穀物の美味しいパンも簡単に手に入ります。塩分は、普段手にしている食品に意外と含まれているもの。栄養表示 を気にしてみるとよいでしょう。

1日30分の運動には、ヨガはとてもおすすめです。生理前の不快な症状がある日には、呼吸に合わせてゆっくりとしたフローで体をほぐし、簡単なポーズ をやってみましょう。リラックス効果のある リストラティブヨガ もおすすめです。

私の経験からですが、特に生理前後の食事、睡眠、運動の基本3本柱を心がけると、症状が普段よりも軽く感じます。完璧にする必要はなく、気になる項目や興味のあるものから一つずつ試してみてはいかがでしょうか。もちろん、生理の症状に関わらず、普段の体と心に少しずつ現れる変化を楽しむことができるでしょう。

Reference: https://www.webmd.com/women/guide/what-is-pms#2-4

Harvardでのレッスンが始まりました!

Yoga Sensei BostonのHarvardクラスがオープンしました。
寒い日でも、暖かい空間で心地よくヨガをしていただけます。積極的に体を動かしましょう。12月より、全てのレッスンをこちらのクラスへ移行します。
Stay healthy!
今日はお天気の良い日だったので、ステンドグラスから入る自然光や隣のバレイ教室から聴こえてくるピアノの音を楽しみながらヨガを楽しみました。

鏡でご自身のポーズをご確認いただく瞬間では、普段は気がつかない姿勢やポーズの癖が見えてきます。また、体の支えが不安定になりがちなバランスのポーズも、手すりを利用することで、少し安心してポーズに挑戦されていました。

ポーズの中には、ご自身の苦手なポーズもあるかと思います。ポーズをとるコツは、筋力柔軟力も大切ですが、その他に集中力力の抜き方も大きな要素です。
レッスンではこれらの要素に関して、お声かけしていますが、ご自身でも一つ一つのポーズでどの要素が足りていないのか、観察してみてください。ポーズの改善、からだへの変化は意識から始まります。

苦手なポーズや、体のどの部分をどう調整してよいか難しい場合は、ご遠慮なくお声かけくださいね。

Happy Yoga Practice!

クランベリーパイ

ニューイングランドの名物フルーツ、クランベリー。この季節になると鮮やかな赤のベリーがお店に並びます。Thanksgivingも、もう間近。クランベリーはよくターキーのソースとして使われます。ここでは簡単に作れるクランベリーパイを紹介します。簡単なので、お子さんといっしょに作られるのも楽しいでしょう。

材料
クランベリー 3 CUP
サトウキビ(natural sugar cane) 1/4 CUP
★クランベリーは酸味の強いフルーツです。酸味が苦手な方は、砂糖を少し多めに入れるとよいでしょう
小麦粉 1/4 CUP
パイシート
★パイ生地は手作りをおすすめしますが、パイシートを使うと早くて簡単です。
レモン汁 1TBSP
★レモン汁の代わりにリンゴ酢でもOK!

手順
1.オーブンを400度に設定する。
2.パイシートを焼き皿に用意する。
3.ボールによく洗ったクランベリー、上記の材料を入れ混ぜる。

4.2をオーブンに入れ、5~7分ほど加熱。
5.3をパイシート全体に広げ、オーブンで15~20分焼く。

クランベリーは栄養豊富で高い抗酸化作用を持つフルーツの代表です。疲れやストレスを取り除くのに効果のある果物です。高い抗酸化作用の食事の効果をさらに高めるためには、ゆっくりとお風呂に入ったり、軽いマッサージや運動をするのが良いようです。もちろん、ヨガにも高い効果が期待できます。

リストラティブヨガのすすめ

ヨガをはじめてされる方や始めたばかりの方の中には、体の柔軟性などを気になさる方もいらっしゃるようです。

ヨガが手軽になることに嬉しさを感じる一方で、パワーヨガやきれいなポーズをしたイメージが広まるあまり、「こうでないとヨガはできない」、「ヨガには不利…」と思われるのは少し残念な気がします。

リストラティブヨガを聞いたことはありますか。Yoga Senseiのクラスにいらっしゃる生徒様も、ブロックを使う、最近のヨガと理解してくださっているようです。

なぜブロックやピローを使うのでしょう。それは、体をアジャストして無理のないポーズを気持ちよくとるようにするためです。例えば、体の左右差を補うためにブロックを使って、よりポーズの効果を高めることができます。ポーズが体に効き、心もさらにリラックスすることができます。

また体と心のリラックスを重視するリストラティブヨガは、普通のヨガよりも1つ1つのポーズを時間をかけて行います。ぜひ、お気に入りのリストラティブヨガのポーズを見つけて、お家でのお風呂上がりや就寝前などに試してみてください。

以下におすすめのポーズを紹介します。

レッスンではブロックを用いますが、お家などでは枕やクッションでも十分行えます。胸が広がり、深い呼吸ができます。

足を逆転させるポーズは、日常でなかなかありませんよね。これなら無理なく行えます。血行を促進し、体全体のリラックス効果が期待できます。

栄養表示、気にかけていますか?

11月に入りましたね。いかがお過ごしでしょうか。
寒い季節は、ホットチョコレートやホットアップルサイダーに…と冬を乗り切るのにふさわしい食べ物やドリンクを楽しみにしている方が多いのではないでしょうか。実際に、冬に高カロリーのものを食べたくなるのは、自然な体の変化によるもののようです。

もちろん、少々だと問題ないのですが、規則的に砂糖をとる食事に慣れてしまうと、免疫が低下して風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。(https://www.naturalnews.com/030676_sugar_colds.html)普段、口にしている飲食物にどのくらい砂糖(saturated sugar)が入っているか気にかけていますか。それを教えてくれるのが、栄養表示(Nutrition labels)です。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Nutrition_facts_label)

①分量
②カロリー
③飽和脂肪酸、コレステロール、塩分(ここも気をつけたいですね)
④食物繊維、ビタミン(A, C)、カルシウム、鉄分
⑥1日に必要な栄養分に対する割合
そして…砂糖のチェックもお忘れなく。

Yogaを含めた定期的な運動とともに、栄養表示にも気がけてみませんか。

 

予防としてのヨガ

ヨガが健康に効果的ということは、すでに耳にされているでしょう。先週末、Blue Cross Blue Shield of Massachusetts (青いマークが目印の健康保険)が開催するヨガクラスに行く機会がありました。

保険というと、病院にかかるときのためのものというイメージが強いですが、Blue Crossなどの保険団体は、近年、ヨガをはじめとする予防としてのアクティビティを積極的に進めています。加入の種類にもよりますが、ジムのメンバーシップも援助しています。これはとてもクリエイティブなアイディアであると同時に、理にかないますよね。(保険会社も、加入者の保険費を抑えるのに必死のようです。)

参加したヨガには、30代から60代後半の方と、様々な年齢の方がいらっしゃっていました。参加された60代の方にお話を聞いてみると、ここ数年、首の痛みに悩んでいて、医者に進められてヨガを続けているということでした。痛みが軽くなっている感じがするので、週に2回通うようにしているとおっしゃっていました。

私の体験からですが、ヨガを「予防」の観点から考えてみると、風邪をひきにくくなったことは1つのメリットだと実感しています。ヨガをすると、体の細かいところに意識がいき、自分自身の体についてより理解をふかめることができます。体のちょっとした変化、例えば肩こりや体のむくみ、頭痛、腰痛や疲れ、浅い呼吸などに気づきやすくなり、無理なく体が必要としているアジャストメントを少し加えてあげている気がします。これが免疫力回復にも効果的と言われています。もちろん、十分な睡眠と栄養のとれた食事にかなうものはありませんね。

「予防」としての運動は、非常にポジティブな体へのケアだということを学びました。みなさんの、予防としての体ケアはどのようなものでしょうか。

季節と気分の関係ーヨガの効用

楽しい夏が終わり、ボストンはひと雨ごとに寒さを感じる今日この頃です。先日、Boston Commonを散歩していると、木の葉が赤や黄色に色づいていました。夕方のお散歩はもう肌寒いですね。皆さん、気温の変化が激しいこの季節、風邪にはお気をつけてくださいね。

この季節の変わり目、実は体調だけでなく、心の変化にも気をつけたいものです。ある調査によると、8月~10月には気分が落ちたり、不安や疲れを感じやすくなったと報告されています。対して春から夏にかけてはこのような症状が著しく低下したということです。(出典:Lawrence A. Palinkas. January, 2000. Stages of Change in Mood and Behavior During a Winter in Antarctica )

季節の変化はどうすることもできませんが、ヨガをする私たちには少し救われる調査もあるのです。Mary Ann Liebert, Incの共同調査では、ヨガはウォーキングをはじめとする運動よりも、気分や不安感のコントロールに大変効果的だと発表されています。これは、神経の働きをコントロールするGABAという脳内の化学物質の量に関わりがあり、ヨガはこのGABAを増やすということです。(出典:Mary Ann Liebert, Inc. November 11, 2010. Yoga’s ability to improve mood and lessen anxiety is linked to increased levels of a critical brain chemical.)

自分自身の経験からも、ヨガは感情をコントロールし、マインドフルネスを高めるのに役立つということを実感しています。不眠や過剰な食欲にも効くようです。「心身のメンテナンス」をヨガで始めてみませんか。